何で今年なの?

我が子のお話し

この冬は新型コロナウィルスの影響で色々と大変なことになっていますね。我が家では次女が保育園の卒園なのですが、卒園式は在園児の参加はなく、短縮バージョンにすることになったようです。卒園制作が飾られる展覧会も延期になり、毎年恒例の卒園制作に関するよもやま話しを園長先生が語る会も中止になってしまいました。何でわざわざ今年なの?と思っても仕方ないことはわかっているのですが・・・。

思えば次女は運の悪い子です。はじめての遠足は雨で中止になりました。イベントがめじろおしの年長組では、お泊り保育の際に近くに熊の爪痕があったとのことで、予定が大きく変更になったり、運動会も台風の影響で延期短縮バージョンになったり、お遊戯会も通常土曜日のところ会場の都合で平日になり、卒園にかかっても、上記のようなことです。また、先日、三女が熱性けいれんで入院した際に、小学校の一日入学が重なってしまい、連れて行ってあげられませんでした。本当にかわいそうで残念で切ないです。

ところが、当の本人は全然気にしていなくて、なんだかいじらしいところのある、不思議な雰囲気を持った娘だなと思っています。

先日、私が「なんだか、次女は運が悪くてかわいそうだね。」とつぶやきましたら、主人が「確かにそうやけど、今運わるければ、大人になったら運良くなるで!」と言いました。そう言われてみるとそうかもしれません。さすが、坊さんやなと少し見直しました。

我が家の長女は破天荒という3文字を背中に張り付けて歩いているような娘です。ちなみに、長女が同じような状況だったら、きっと、じだんだを踏んで憤慨していることでしょう。この長女に日々、手を焼いていますので、1人でも上手に時間が過ごせる次女をほっておきがちであることに、最近、気が付きました。赤ちゃんもおりますので、中々思うようにいきませんが、これではいけないと、進んで愛情を注ぐように心がけています。

次女の不思議な雰囲気がかわいいエピソードを一つ思い出しました。私の実家に帰っている時のことで、父から聞いた話です。次女が目の前で一人遊びをしていたので、父(娘にとってのおじいちゃん)が次女に「じじちゃんお酒のみたいからさ、母さん(私のこと)に、持ってきてもらってよ。」と話しかけました。すると、次女は「はい、わかりました。」と言ったので、てっきり私のところに言いに行くと思ったそうです。ところが、次女は父に近づいて「お酒ですね、はい、どうぞ!」と言ってお酒を注ぐ真似をしたそうです。とりあえず、それを飲む真似をした父がもう一度、「そうじゃなくて、母さんに、じじちゃんにお酒持ってきてって頼んできてよ。」と言いましたら。そうしますと次女は「お母さんは私よ。お酒を持ってきましたよ。」と言うのだそうです。これは、もうらちが明かないと思った父は直接、私に言いに来ました。

この時、父は、変わった子だなと思ったようですが、これは次女のあるあるです。普段から一度、自分の世界に入り込むと、全然戻ってこないのです。何度名前をよんでも全く返事しません。ある時、何度も名前を呼んでいたら、スタスタと歩いてきて「私はエルサよ」と言って、また、スタスタと戻ってしまいました。そこで、「エルサ!」と呼んでみましたら、すぐに「はーい」とやってくるのです。一人遊びの世界でどうもアナと雪の女王のエルサになりきっていたようです。ですから、今は一体、何になりきっているのか良くみておかなくてはなりません。少し、面倒くさいですが、かわいいです。

さて、上にも書いたように三女が5日間ほど入院しておりました。その時、一日入学に連れていけなかったことが悔やまれて、私は何度も次女に謝りました。ところが次女は「お母さんと、妹がお家に帰ってきて良かった」と嬉しそうに言うのです。学校に行けなかったことより、私と妹が家にいなかったことの方がずっと嫌だったんですね。なんだか、娘に大切なことを教わった気がいたしました。

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