三女の一生餅

我が子のお話し

さて、三女の誕生日は1月なのですが、先日、少し遅れて一升餅を行いました。一升餅とは、1歳になった子供にもち米一升分の丸餅を背負わせる日本の伝統的通過儀礼的イベントですね。一応、我が家の3姉妹は皆経験しています。

一升と一生をかけて、一生食べ物に困らないようにという願いを込めて背負わせるのだそうです。というわけで、三女が背負ったお餅がこちらです。

三女の背負った一生餅

これをラップに包んでリュックサックに入れて背負わせます。以下のような感じです。

我が家の次女は無類のお餅好きです。大きなお餅を見て一番喜んだのが次女でした。妹が背負った後は私が食べてあげると目を輝かせておりました。

さて、これをいよいよ三女に背負わせます。三女は最近やっと歩き出した程度、まだ、自力では最大で10歩しか歩いたことはありません。もちろん手ぶらでです。そんな、三女にこんな重いお餅を背負わせるなんて・・・。多分、その時々の水分量の差だとは思うのですが、次女の時のお餅よりずっしりと重いような気がしました。長女の時は私の実家で父と母の手作りのお餅だったのですが、重さはもう忘れてしまいました。長女と次女の時は全くかわいそうだと思わなかったのに、なぜか、三女はかわいそうだと思ってしまったのです。ちょっと、背負わせるのにちゅうちょしてしまった。ドキドキです。末っ子はかわいいって聞いたことはありますが、これが、そういうことかな?

自力ではあまり歩けないので、手で押すブーブーを用意しました。場所は広い方が良いので、主人の実家のお寺の本堂です。

御餅を背負い、手押し車で頑張る三女

はじめ、背負わせたときは、初めての重さにすっ転んでしまいましたが、意外と泣かない。すっ転んだら転んだで、自力で起きるような感じはなく、「私は無理ですよー」と言った表情でダイノジに寝そべるだけ。それを私がよいしょと起こして、車の取っ手を持たせます。

すると、よちよちと歩き出しました。意外と頑張ってる?と思ったら、またすっ転んで、どてっとダイノジに寝ころび、泣くでもなく、起きるでもなく・・・。

そこで、もう一度、抱き上げて仕切り直しです。すると、歩いた!歩いた! 泣くこともなく怒ることもなく普通に歩きだしました。お餅を食べるのを楽しみにしながら、「こっちおいでー!!」と迎える次女も嬉しそう。大興奮で、キャッキャッと喜んでいます。

手を放しました。

すると、車から手を放して・・・。あれ?一人で立ってる? 

一人で立ってる

なんと、この後、2歩ほど一人で歩きましたよ。ちゃんと歩けたのは3人の中で初めてかな❔ 転んでも、転んでも起き上がろうとして、起き上がれなくて憤慨していた一番上のお姉ちゃん。なんでこんなひどいことするのよ!的な表情で、涙を流していた2番目のお姉ちゃん。そんな過去の赤ちゃんを思い出しながら、意外と強い3番目の赤ちゃんに感動です。

最近では、一生餅をする家も減ってきたかもしれないですね。我が家ではみんなできて良かったです。ただ、お餅を背負わせるだけですが、忙しく過ぎていく毎日の中で、もう、生まれてから1年経ったのかと、改めて、振り返る良いきっかけになる儀式ですね。

ちなみに、この後、お餅を切り分けて、次女は大きなお餅を4つも食べて、夕飯が食べれなくなってしまいました。餅は餅屋と言いますが、本当にその通り、餅屋さんについてもらったお餅は美味しいですね。

というわけで、三女の一生餅の様子でした。昔は風呂敷に包んで背負わせたりしていたと思いますが、リュックサックが良いですよ! 背負いやすいので、歩く確率も上がるのではないかと思います。

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