子供とドイツ珍道中物語⑥-1 ~ノイシュバンシュタイン城見学~

我が子のお話し

子供とドイツ珍道中物語⑤の続き

さあ、いよいよノイシュバンシュタイン城に行く日の朝です。お城までは歩いてすぐでしたので、朝はゆっくり朝ご飯をいただきました。今から考えると、この時、先にチケットを購入しに行けばよかったのですが・・・。ちょっと頭が回りませんでした。ところで、ホテルの朝食ブッフェですが、ここにゆで卵がたくさん積んでありました。ドイツの食事が合わない次女の大好物です。

『わあ、卵がある。』

と嬉しそう。朝からゆで卵ばかり3つか4つペロリと食べました。他にはほぼ何も食べずです・・・。母が、「本当に見たことあるものしか食べないね。」と心配そうでしたが、まあ、ドイツ滞在中の数日間のことですから、大丈夫でしょう。さて、朝食が終わって、荷物だけ預かってもらい、いよいよノイシュバンシュタイン城へ向かうことにいたしました。

普通、お城のチケットは麓のチケットセンターで買わなくてはいけないのですが、泊まったシュロスレストラン・ノイシュバンシュタインホテルには特典が付いていまして、チェックイン時にノイシュヴァンシュタイン城で直接チケットを購入できるサービスチケットがもらえるのです。だから、オンライン予約したり、ふもとのチケットセンターで並ぶ必要もありませんで、ホテルからそのままノイシュヴァンシュタイン城へ行き、お城の窓口でチケット購入することができます。しかも、坂を少し登るともうお城という立地、おかげさまで、油断してました。すごいたくさんの人が・・・。とにかくチケットをと思い、買いに行くと、時間で人数を区切っているようで、9時半頃だったのですが、1時間以上先の回になってしまいました。そう、朝食前にチケットだけ買いに行っておけば良かったのです。ちょっと失敗。少し時間ができてしまいましたので、一旦お城から出て、展望広場からの眺めを楽しみ、

橋からのお城の景色が絶景と言われているマリエン橋にでも行ってみようかなんて言っていたのですが、道が良くわからなかったのと、私もなんだかんだ妊婦でしたし、次女も疲れちゃいそうなので、結局行かず。長女さんは行きたかったみたいですが、断念して、時間が近づくまで馬車のお馬さんを見たりしながら待ちました。

時間になりましたので、再びお城へ行きますと、まずは石段を登ってお城の2階部分にある中庭へ、そこで、お城に入るのを待ちます。

ノイシュバンシュタイン城はバイエルン王国第4代王ルートヴィヒ2世が19世紀に建築したお城です。伝統的な建築のように見えますが、以外と新しい建物で、鉄筋コンクリートやモルタルが使われているそうです。ルートヴィヒ2世は中世の騎士道の世界への憧れが強く、自分の理想を具現化するためにロマンチックな城を建設しようと決意し、1869年に着工されました。1886年には中に人が住める程度までできあがったので、それ以来、首都のミュンヘンには帰らず、ノイシュバンシュタイン城に居住したそうです。しかし、それまでに20年近く時を費やしているんですね・・・。我々の家とはスケールが違います。ちなみに、ルートヴィヒ2世はこちら以外にも自身の作品たる城を建設、または、計画し、音楽家ワーグナーに多額の援助をするなど、色々とお金を使っており・・・。戦争の賠償金などで財政的に厳しい王国的にはちょっと困った人だったようです。ちなみに若いときの写真は相当イケメンですが、残念ながら男性が好きだったようで、あまり女性には興味がなかったみたい。というわけで、精神的な病を理由に王から下ろされてしまい、最後は謎の死をとげたのだそう。ちょっとかわいそうな王様です。王がこの城に住めたのはたったの172日だったって、王が死にますと、建築は完成を見ずに中止されましたので、未完成のお城なのですね。

城の入り口で、言語を聞かれます。音声ガイダンスを渡すためです。いっちょこまえに当時4歳の次女も「ジャパニーズ!」と言いまして、音声ガイダンスをお借りして、ガイドさんの案内で中へ。なるほど、自由に見て回るのではなくて、必ずガイドさんが付く形式になっているのですね。

ガイダンススポットに来るとガイドさんが足を止めて、説明してくれるのです。外国人は同じ説明の音声ガイダンスを聞きます。

まずはらせん階段を4階まで上がります。そして始めに入る部屋が「控えの間」。ルートヴィヒ2世は本当にワーグナーが大好きだったようで、それぞれの部屋はワーグナーのオペラ作品をモチーフとしているのだそうです。この「控えの間」は『ニーベルングの指環』の原型となった物語がテーマだそうです。アーチ状の天井からシャンデリアの下がる様子は子供達も初めて見る光景。本当にお姫様気分の次女はうっとり。そして、以外と真剣にガイドを聞いていたのが長女。この人、割と歴史好きなんですよね・・・。多分、親の影響です。

次に通してもらえるのが「玉座の間」です。ここは特にワーグナーの作品は関係ないみたいです。床には動植物のモザイク画、天井には太陽と星が描かれていました。全宇宙を表現しているのだそう。造りは一見、教会のようにも見え、ルートヴィヒ2世の強い信仰心が表れています。重さなんと900kgのシャンデリアが下がっていて、これは本当に見事でした。純金メッキ製とのこと。王様が急に謎の死をとげたので、実際には玉座が備え付けられることはなかったのだそうですが、本来なら奥に立派な玉座を置く予定だったのかな?5階まで吹き抜けになっているこの部屋はかなり見応えがありました。床のモザイク画はかわいい動物がたくさん子供達も「ぞうさんだ! 鹿さんかな? イノシシだ。」と楽しめました。また、植物もおもしろくて、たしか長女がガイドさんに「これはパイナップルの木だよ」と教えてもらったと言っていたような・・・。定かではないのですが・・・。

次に食堂、寝室と案内されます。寝室では一通り解説が終わった後、たしか急に長女がガイドの女性に話しかけたんですよね。ベッドの柱にユニコーンの装飾を見つけたと言っていました。長女は無類のユニコーン好きでして、ここから、彼女のユニコーン探しが始まったのです。言葉は通じてないのに、ユニコーンだけ聞き取ってくれたガイドさんが、ドイツ語ですけど、「お城には沢山のユニコーンがいるのよ!」的なことを言ったように思われまして、それから、彼女はガイドさんの横にピタリとついて回り出しました・・・。ちなみに、王様は191cmの長身でベッドは特大ですと多くのガイドには書いてあります。でも、ベッドは小さかったです。それにびっくり、そこで、あとで調べてみたのですが、当時のドイツでは、半分座って寝るのが習慣だったんですって、座って寝ると考えると確かに大きいのですが、我々の感覚で見ると160cmの私でも小さいですよと感じるくらいの大きさ。しかし、ベッドの造りは大変凝っていて、重厚ですばらしいものでした。小さな礼拝堂のような場所もあって、信仰心が厚かったのだなと思いました。

さて、あまりにも長くなっちゃいそうなので、ページを改めます。続きはこちら。

子供とドイツ珍道中物語⑥-2

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